若武者 ~源 爲朝(みなもとのためとも/1139年 – 1170年)
平安時代末期の武将。源為義の八男。弓の名手。九州で暴れ鎮西八郎を称す。
保元の乱では、父・為義とともに崇徳上皇方に属して奮戦するが、敗戦。為朝はその武勇を惜しまれて助命となり、伊豆大島へ流される。
『吾妻鏡』にも、戦場で射られた大庭景義が為朝のことを「無双の弓矢の達者」だと言うくだりがあり、当時から世に聞こえた剛の武者であったことは確かである。また、その剛勇ぶりにあやかって、各地に様々な伝説を遺している。
この作品では、保元の乱において、白河北殿に攻め寄せる平家勢に矢を射かけようとしている場面を表現しました。