釈迦如来坐像(像高2尺)
木曽檜の寄木作り/総高1600mm
お像のお姿は運慶、快慶のバランスをベースに衣紋は貞観期(平安時代前期)の翻波式衣紋表現、
お顔は藤原時代の柔和な雰囲気を意識しました。
台座の裳懸座は私が高村光雲の流れを汲む仏師であることから、光雲の高弟、山崎朝雲の仏像から着想を得ました。
台座がシンプルかつモダンなデザインに対して、光背が伝統的かつ彫りが深かったように思えましたが、経年とともに馴染んで落ち着いてくるでしょう。
Photo Pedro M Shimura / Yumekoubou Gallery
隣華院 臨済宗大本山 妙心寺塔頭
*釈迦如来像の胎内に納めました。造像記。