全作品, 彫刻作品

一条戻橋 ~渡辺 綱(わたなべのつな/935年 – 1025年)

楠/H470xW330xD470(mm)

平安時代中期の武将。“頼光四天王”の筆頭として源頼光に仕え、剛勇で知られた。


「平家物語」 ~剣巻より~

渡辺 綱が夜中に戻橋のたもとを通りかかると、美しい女性がおり、夜も更けて恐ろしいので家まで送ってほしいと頼まれた。

綱は、こんな夜中に女が一人でいるとは怪しいと思いながらも、それを引き受け馬に乗せた。

すると女はたちまち鬼に姿を変え、綱の髻をつかんで愛宕山の方向へ飛んで行った。

綱は名刀「髭切」で鬼の腕を切り落として北野社の廻廊に落ち、鬼は片腕を失いながら愛宕山に飛び去っていった。


この作品では、斬り落とした鬼の腕をむんずと掴み、飛び去る鬼を睨みつけている場面を表現しました。

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