仏像奉納
2011年3月11日、東北地方における大震災で多くの尊い命が失われました。
生きながらえた方も、計り知れない悲しみと苦しみのなかにおられます。
未曾有の大災害を前にして、私たちにできることは何か。そう考えた末に辿り着いた結論は「仏を彫ること」でした。
『亡くなられた御魂を弔い、多くの方が祈りを捧げられる仏像を』
その強い想いを胸に、彫刻家の加藤巍山/仏師の三浦耀山は、被災地である東北に仏像を納めるプロジェクトをスタートしました。
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寺院
東日本大震災で被災された東北地方の寺院
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件
津波による流出被害
宮城37/岩手8/福島2
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件
本堂など建物全壊
宮城13/岩手12/福島5
活動目的
全日本仏教会によると、東日本大震災で被災された東北地方の寺院は1078ヵ寺。
津波による流出の被害を受けた寺院は、宮城37、岩手8、福島2。
本堂など、建物の全壊が、宮城13、福島12、岩手5。
法相宗大本山薬師寺で当時、執事を務めておられた大谷徹奘(てつじょう)師の仲立ちによって岩手県大槌町の江岸寺様へご本尊を奉納させて頂く事が決まり、大槌町の復興と江岸寺の再建に歩みを合わせ、釈迦三尊像を納めさせて頂きます。
多くの寺院が被災した中で、どれだけの事が出来るか判りませんが、この活動を継続していきたいと考えています。